【相棒】自転車フリーマーケットで自転車を手に入れた話【紹介します】

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ども!通勤で駅までチャリ乗ってた時に駐輪場のおじさんに学生だと思われてた方、Naz.(@hunnycom_bunny)です!
 
ちなみに駐輪場のおじさんは最初不愛想だったんですけど、毎日挨拶してたらそのうち世間話してくれるようになったので、挨拶の力は偉大だと思います。鍵抜き忘れたときも、見えないようにビニールかけといてくれたりしました。おじさん優しい。
 
私は特に自転車マニアでも自転車好きでもないんですが、一市内巡るのに毎回電車乗ったりバス乗ったりするのも交通費馬鹿にならないし、かといってせっかくベルリンにいるならあっちこっち見て回りたい欲があるので、自転車買って街中サイクリングしよう!と目論んでいたですが、今日漸く自転車入手したので、ベルリンの自転車事情について、ご紹介したいと思います。
 

良いものを長く、物持ちのいいドイツで新品は超高額!

さて、ベルリンはというかドイツは、かな?なかなかの自転車大国です。流石にベトナムみたいな自転車大渋滞の光景は見れませんが、ちょっと古い10年ほど前のデータならオランダに続く第二位の自転車普及率を誇っていました。道路や歩道に自転車レーンがかなり整備されていたり、土地が基本平坦なので自転車乗りに最適な環境が整っていることや、環境意識の高さが後押ししているんでしょうね。
 
そんなベルリンですが、普及率の割に自転車はかなりの高額商品です。というか、日本は何でもかんでも安すぎるだけかもしれませんが、ママチャリみたいなのでも新品で買うと200€~します。ロードレーサーとからなまだしも、ちょっとかわいいデザイン系ママチャリでも1万前後くらいで買えるもんだと思ってた日本人には正直、驚きの価格です。別の意味で。
 
しかも、街中で走ってる人やら自転車屋さんやら見てると、どう考えてもロードバイクの方が圧倒的に多いんですよね。そうなるともうお値段うなぎ上りです。最低でも500€は下らない。そんなわけで私は早々に、新品は諦めました。
 

おススメ!中古自転車のフリーマーケット

そこで目を付けたのが、中古自転車のフリーマーケット『Berliner Fahrradmarkt(BFM)』。引っ越した初日に自転車買おうと思ってるんだよね、とフラットメイトにこぼしたら、貴方がドイツに来る直前に近所で中古自転車のフリーマーケットがあったのよと言われ、ほうほうそんなフリマがあるのか調べてみたところ、見つけたのが『Berliner Fahrradmarkt』。Fahrradとはドイツ語で自転車なので、まんまベルリン自転車マーケットです。
 
これは3月から10月にかけて毎月2回、月初の日曜日にMoabitで、月末の土曜日にはKreuzbergで開催されるマーケットです。公園の片隅にずらーっと自転車が並んでのはなかなか壮観。個人で売りたい人が自転車もってきて途中でどんどん追加されるので、何周か巡っているとさっきまで見なかったような自転車が増えていたりします。
 

ベルリンではお値打ち価格!新品の半額以下の自転車の宝庫

価格も中古なので自転車の状態によってまちまちですが、100€前後から新品に近いようなものだと500、600€くらいまであって本当に様々。今日見たなかで一番高かったのは800€程でした。元値いくらだったんだろう。
 
正直に言うなら、日本なら新品でもっと安く買えるんですが、ロードバイクが新品の半額以下で買えるので、ベルリンで自転車を手に入れようと思ったら、破格のお値段といえます。しかも見てると自転車詳しくないような私ですら知ってるようなブランド(ビアンキとか)の自転車も200€とかで売っているので、ロード系は本当に安いんだなと思います。中には、100€以下の掘り出し物も結構あるようでした。
 

公道に出て試乗が可能!相性の良し悪しもキチンと確認できる!

何より、ここは中古だけど掲示板やクラシファイドサイトとは違い、実際に現物をみて、しかも試乗が可能!正直、ドイツの自転車サイズデカすぎる!と思ってるチビな日本人(152cm)の私には、試乗できるのは本当にありがたい。
 
いいなと思う自転車を見つけたら、売り子さんに試乗したいを旨を伝えて、身分証(外国人なら基本パスポート)を預けると、マーケットの外に出て一般道を好きなだけ試乗できます。ちなみに、結構人がごちゃっといて誰が売り子かわからなければ、いいなと思ってる自転車のそばでじーっと自転車見つめてると、向こうから声かけてくれます。なのでわからなかったら、ガン見しておきましょう。笑。
 

購入時には売買契約書を発行

購入の際、お金払って終わりかと思っていたら、このフリーマーケットでいくらでどの自転車を誰から買ったかが記入された売買契約書もいただけました。これは嬉しい誤算。中古自転車だと場合によっては盗難車を売りつけられて、警察に押収される場合もあるようなので、実はちょっと心配してたんですが、これなら少なくとも自分は盗人じゃない証明はできそうです。
 
 

期間外はどうする?中古自転車の購入手段

BFMはかなりおススメなんですが、開催期間が決まっていたり、期間中も月2回しか開催されないので、ベルリン入りの時期によっては参加が難しい場合あります。なので、一応他の手段もご紹介。
 

ドイツ在住日本人MixB

ドイツ在住の日本人なら誰でも知ってるクラシファイドサイト。自転車に限らず住居から家具・雑貨、仕事の求人まで様々な情報が公開されています。
 

ベルリン掲示

おなじく、日本人コミュニティのクラシファイドサイト。お名前はベルリン掲示板ですが、ベルリンに限らずドイツ国内幅広い情報を公開。ちょっと私は今、ムービングセールの家具を狙っていたり。
 

Facebookグループ

ベルリンの自転車販売コミュニティ。英語での投稿がコミュニティのルールなので、ドイツ語できないマンの私でも比較的見やすくて助かってました。結局、サイズがよくわからなくてここでの購入はしなかったんですが、ほぼ毎日誰かしらの投稿があります。
 
他にもeBayなどのオークションサイトもあるんですが、私どうもオークションって手を出す気になれず、一度も自分でみたことがないのでここでは割愛。普通にeBayで検索すると出てくると思います。過去個人的にトラブルにあったとか、そういうのないどころか使ったことすらないんだけど、どうもオークションて苦手で。以前仕事で解禁前の情報を含む商品が転売されてたりとかもしたので、あんまり好きになれない...
 
 
 

私のバディを紹介します

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実は5月末にもKreuzbergのBFMにも行ったんですが、その時は残念ながらよいご縁に巡り合えず仕舞いだったんですが、今回MoabitのBFMで、予算、デザイン、条件ともに合う自転車と巡り合えて、無事購入にいたりました。それが写真の子です。
 
...わかるかな、たぶんどうがんばってみても子供用マウンテンバイク。笑
 
でかいんですよ...ドイツ人の国民平均身長って178cmなんですって...ちょうどうちの弟が178cmなんですが、わたしやつの鎖骨くらいまでしかないからね...朝、洗面所つかってると、後ろから障害にもされずに鏡みてますからね、あいつ...
 
そんなわけで、基本売られてる自転車がでかいでかい。特にロードバイクってサドルの前にフレームがほぼ同じ位置で伸びてるので、そのフレームが邪魔してサドルから降りても足が届かない...乗れる...足の届く自転車...という最低条件を満たすのが、子供用自転車でした。これでもタイヤ24インチあるんだけどな...悲しくなんかない。デザインは可愛くて気に入ってる。名前つけよう。
 
 

自転車購入時にちょっと気をかけたこと

足が届くはまぁ必要に駆られた最低条件だったんですが、他に一応気を付けてた点もご紹介。大したことではないんですが、以下の3点を満たすものを探しました。
 
  • 前後に泥除けがある
  • 前かごまたは後ろに荷台がある
  • ライトが点灯する
 
え?普通じゃない?って思われがちなんですが、ベルリンはどちらかといえばロードバイクの方が普及してるので、これらが全てない自転車も結構散見しました。レースなんかで使われるようなロードレーサーは、走る上で必要でない部品は一切排除した究極に軽い自転車です(ここら辺はマンガ知識)。走る機能にのみ特化しているので、日々の生活の一助となるママチャリとは趣旨が異なるため、日常で使う上ではちょっとしたオプションが必要になります。
 
例えば、実際に公道を走る場合、夜間の無灯走行は違反なのでライトは必需品です。壊れてないかも合わせて、試乗の際に確認しました。また泥除けは水たまりなんかもそうだけど、結構普通に走ってるだけで砂とか小石を巻き上げるものなので、あった方が絶対いいと思います。前かご、荷台については、普段リュックだし、いらないかなぁとも思ったんですが、荷台あったら米とか重い荷物買いやすくなるなと思って、条件にいれました。ベルリンの自転車は前かごは標準装備ではないので、要注意です。基本的な装備以外は、自分の生活スタイルにあわせる形でいいと思います。
 
 

ベルリン散策が捗る自転車ライフ

さっそく今日自転車でブランデンブルグ門までサイクリングしてみたんですが、そもそも自転車乗るのも10年ぶり近い話だったので、ものすごく疲れました。笑。こっちきてから、散歩がてら10km近く歩く日も珍しくなかったんですが、疲労度は自転車の方が上かも。ただ、本当に道が平坦で、勾配があるようなところもひどくなだらかなので、とても走りやすいのは確かです。
 
しかも歩いたら40分以上かかるような距離も、自転車だと15分足らずでついてしまうので、足としては本当に便利。疲れに関してはこれからトレーニングしていくほかないと思うので、自転車をお供にカフェ巡りなんかもしたいなと、これからのベルリン生活に役立てるよう、自転車トレーニングしていく所存です!