【実は】WG暮らしについて、ちょっと真面目に考える話【ほぼ1人】

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ども!実はアメリカ留学時代、ルームメイトと泥沼の喧嘩をした方、Naz.(@hunnycom_bunny)です!ちなみに写真は実際の私の部屋です。デスクあるのに椅子がないから、今んとこソファで作業してます。笑
 
さてさてベルリンにきて3週間、お引越ししてWG暮らしから2週間たちます。予定では2週間くらい過ごしたらWG暮らしについて1つ2つネタ出来るだろうから、記事を書こう!と思ってたんですが...ちょっとまさかの事態でネタがありません。いや、ある意味ではネタなんだけど...
 
そんなわけで、ベルリンでのWG暮らしという点では参考になる情報が正直ないに等しいんですが、もともとWG暮らしについてアメリカでの経験もあり、自分の中でポリシーみたいなものがあるので、お部屋探しの際の何かの参考になればとちょっと私の考えをお話しさせていただきます。
 

WG暮らしを選ぶうえで、これだけは確保したいプライベートルーム

WGなんて個人の部屋がそれぞれあって、ハウスシェアみたいなもんじゃねぇの?と思われるかもしれませんが、私が探してるときに、いくるか、一部屋に2段ベッドとか、どう考えても一部屋に2人住むスタイルだなという物件もいくつかあったので、お部屋を探す際は、念のために確認するのがいいと思います。
 
さて、冒頭で述べた通り、私はアメリカ留学中にルームメイトと大揉めしたことがあります。私の視点で話せば、どうあっても相手が悪者になりますが、今となって思えば、年下(多分)相手に大人気なかったなと反省することもあります、まぁ、私も若かったのでしょうがないといえばしょうがないですね。正直今考えても、やはりルームメイトに非があるように感じるのも確かです。
 
まぁ、喧嘩の大元の原因というのは、お互いの生活リズムが全く合わなかったことにあります。彼女は朝方。私は典型的な夜型でした。そして大学の寮はベッドとワードローブと勉強机、それが各2セットずつ収まるだけの小さなワンルームシェアだったので、相手の生活リズムというのが自分にもダイレクトに響きます。当然、後々問題にならない様、2人でルールを決めます。これは大学からも推奨されているので、入寮時に契約書ほど固いものではありませんが、2人でルールを記入する紙が渡されていました。
 
もちろん、私たちもきちんとその紙に署名して消灯時間などルールを決めていたんですが、しばらく経つと消灯時間前でかつ私が部屋で勉強してるのに、一言もなく電気を消したりするなど、彼女が一方的にルールを破り始めたことで、徐々に険悪になっていきました。
 
まぁ、そのあとの泥沼は省きますが、この時私が一番感じた点は「プライベートルームは絶対必要」ということ。
 
そもそもの始まりが電気の消灯のタイミングであったのなら、彼女と私がそれぞれ個人の部屋を持つハウスシェアだったらあそこまで揉めることはなかったんじゃないかなぁと思っています。
 
複数人が一緒に暮らすとなると生活リズムのズレがあるのは仕方のないことです。夜勤など仕事の都合であればなおさら。そんな場合でも自分のプライベートルームさえあれば、多少の生活音はすれど、ある程度自分で自分のリズムを守る空間を維持できます。ドアも窓もカーテンもしめて、耳栓でもすれば、一人閉じこもるくらい可能です。生活リズムのズレくらいなら、プライベートルームがあれば、大した問題にはなりません。
 
加えて、私は友達と出かけたり騒いだりするのも大好きですが、もともと1人引きこもるのが好きなタイプなので、24時間365日誰かと一緒にいるというのは、精神的に摩耗していきます。疲れちゃうんですね。なので、自分だけの空間にこもって一度リセットすることは私にとって円満な人間関係を築く上でも、精神衛生的にもとても重要なことだと認識しています。
 
 

シェアとはお互いを尊重すること。共用スペースの使い方

プライベートルームはある程度自分の好きにしていいと思いますが、WGやフラットシェアは当然共有スペースがあります。バスルームやリビング、キッチンなどですね。ここら辺はこだわりの強い人だと、かなりストレスがたまるポイントでもあると思います。
 
ここで重要なのは、自分の許容範囲と相手に強制することのバランスです。またアメリカ時代の話になってしまうんですが、夏の間は次のセメスターまで退寮しなければならず、サマースクールの間は寮に住むことができませんでした。なのでその間の数か月は、サマースクールには通わず、実家に帰るという知り合いのアパートを友人と借りて暮らしていました。ちなみにその時のルームメイトも完全朝方だったんですけど、アパートは個人部屋があったので、そのことでもめると事はありませんでした。
 
ただ、部屋を貸してくれた方に友達を呼んでごはん食べたりするくらいなら構わないけど、家でパーティーなどはしないでほしいといわれていました。まぁ、人の家だしそこまでしようとは私も思わなかったんですが、相手の子が毎日、数人友人を呼んでゲームをして結構騒いでいたんですよね。最初のうちはあんまり気にならなかったですが、流石に元は他人の家、パーティーという規模ではないにしろ、連日連夜というと家主に対する申し訳なさと、プライベートルームがあるといえど、人の多さに私自身すり減ってきたこともあり、一度、全員が集まってるタイミングで、正直に告白しました。
 
幸い、来てた人たちは全員私にとっても友人で、みんなが楽し出るのもわかるし、私だって時々別の友人を招いて一緒にランチ作ったりしていたので心苦しいところはあったんですが、きちんと話し合った結果、特に友人関係に亀裂が入ることもなく、頻度を減らす方向で合意しました。
 
他にもその時のフラットメイトと話し合ったことはキッチンの使い方とかですね。家族向けでもない物件のキッチン、とくに流し場はそんなに大きくないので、鍋や食器が水につけっぱなしだと、次に料理したりするときに非常に邪魔です。ただ朝授業に出なければならないときに、片付けまで余裕がないこともあるので、使った食器をその場で片付けられないときは、帰ってきたらすぐに硬そうとか、共有スペースは週に1度くらい掃除しようとか、最低限のルールを確認したりはしました。
 
 

尊重4割、主張4割、残りの2割は自分が動く覚悟

人と暮らす、といこうとは100%が自分の思い通りにできないということです。だからといって100%我慢しなければいけないわけではありません。何より大事なことは一緒に暮らす相手をお互いを尊重しあうこと。相手と自分の許容範囲をお互いが歩み寄ってすり合わせる努力が必要です。
 
その中でも、ちょっと我慢ならないけど、自分が負担と感じるほどでもなければ、飲み込まずに自分が動いたほうが案外そうストレスにならずに消化できることがあります。
 
私は若干潔癖のきらいがあるんですが、それが気にならない人にはほんとに些細でどうでもいいことだときちんと理解しています。だからたとえば、バスルームに髪の毛が落ちてるの嫌だなと思えば自分でささっと掃除したり、食器の水切りに水垢がついてるの気になるなと思えば、定期的に一人で洗浄します。洗濯機の洗剤入れるところのカビだとか、庫内のカビが気になれば、洗濯機洗浄剤買ってきて時々洗浄したりもしました。これらは共有スペース、共有物の問題ではあるけど、私がちょっと気にし過ぎるだけなものでもあるので、相手に言うほどでもないな、自分で解決できるなってことは、自分で動いてしまった方がスッキリします。
 
まぁ、バスルームの髪の毛くらい言ってもいいかもれないけど。笑。
 
それで、これが一番重要。本当にどうしても我慢できなくて、相手と話し合ってもどうしてもうまく折り合いがつけられない事が、時にはどうしてもでてきます。そうなると大体いい結果は生まれません。たとえどちらかがその場で折れたとしても、いつかその小さなしこりが膨れ上がって、爆発します。だから、どうしても相手と折り合いがつけられないなと思ったら。
 
そうしたら、さっさと自分が出ていきましょう。
 
引っ越しの手間とかお金とか、新たに家を探す労力とか考えると億劫でしょうがないですが、そこで辛い思いを毎日抱えて過ごすより、さっさと短期間で引っ越しを追えて心新たに生活する方がよっぽど有意義です。これは実体験なので保証します。
 
実は件のルームメイトと泥沼の喧嘩の結末は、私の移動で解決しました。私たちが揉めていることはその寮の同じフロアの人間なら誰しも知っていたんですが、寮では各フロアごとにフロアリーダーがいて、その子が(私たちが知らぬ間に)フロアの子たちを集めて話し合い、同じフロアで1人部屋(そのフロアはすべて2人部屋だったので、2人部屋を一人で使ってた)子たちを一つの部屋に移動させ、一部屋完全に空室を作ってくれて、私はそこに移動させてくれたんです。
 
丁度その時は、周りからの勧めもあって部屋の移動手続きをして空き部屋を待ってる状態だったんですが、当然すでに入寮をとっくに終えたセメスターの真っただ中に空きが出るわけもなく、ひたすらストレスに耐える生活をしていたところだったので、わざわざフロアメイトが私のためにめんどくさい引っ越しをして、しかもせっかく一人部屋で使ってたところ開けてくれたんです。この時ほど、人の優しさが身に染みたことはありません。今でも感謝しています。(正直感動しすぎて留学終えて日本の大学に報告書書くとき、1ページ所定の用紙を埋めるだけだったのに、オリジナルの書式で6ページにわたる報告書書いた。やりすぎた自覚はある。反省はしていない)
 
おかげで無事に引っ越しして一人暮らしになったあとは、本当に心穏やかに残りのセメスターを過ごせました。自分が出ていくのが癪で意固地になってあの部屋で腐っていくより、さっさと引っ越した方が、外ならぬ自分のためだったと思います。
 
時は金なり。時間は有限です。その貴重な時間を辛い部屋で嫌な奴と過ごすより、その関係を少しでも早く解消してしまうことがどれだけ有意義か。あのルームメイトのことは今でも好きにはなれません。それでも、そのことを学べたことに関しては感謝しています。
 
 

おまけの今のWG暮らしについて

ここまでアメリカでの体験をもとに書いていておいてなんですが、今もWG暮らしのはずなのになんでアメリカでの体験ばっかなんだよ、ドイツの情報よこせドイツの!と思われるかもしれません。私も書く予定でしたよ?書きたかったですよ?
 
でもなんていうかもう1週間以上フラットメイトの顔見てないんですよね
 
というか、そもそも越して来てから顔見たの多分最初の3日くらい。しかも時間にして1,2時間。そんなに生活時間帯の合わないフラットメイトと暮らしてるのかと言われれば、そうではなくそもそもフラットメイトが家にいないんですよね。
 
というのも、どうやら彼女は私が来る前から、しばらく入院生活にあったらしく、越してきた当初も夜は病院に戻り、翌日夕方ごろに戻ってきて数時間後にはまた病院に戻るという生活をしてたんですが、3日目あたりくらいに、「2,3日病院にステイすることになった」と言って出て行ったきり、会っていません。私も最初のころは買い出ししたり、住民登録いったりしていたので家にいる時間は短かったのですが、どうにも私がいない間に帰ってきた痕跡があったのが1度だけ。そしてここ数日外出せずに、家で仕事したり記事まとめたりしてても、帰ってくる気配がない。
 
流石にちょっと心配になってきた今日この頃
 
彼女が病院にいくと言ってきた直前に、私はSIMカード買ってようやく携帯が使えるようになったんですが、その日は彼女と顔を合わせずじまいのまま、その直後に高熱を出して寝込んでその間に彼女が出て行ったので連絡先の交換もまだできてないんですよね。それまではFacebook上でやり取りをしてたので、一度メッセージも送ってみたんですが返信は今のところなく。
 
月が替わって家賃の支払いもあるんですが、まだバンクカードが届かないので現金支払いしたいんだけど、連絡とれずちょっと困ってます。どうしたもんかな。
 
 

さらにおまけ アジア人はおとなしいと思ったら大間違いだぜ!

これは本当に全くの余談なんですが、件のルームメイトともめたとき、大抵は嫌がらせ合戦みたいなものだったんでが(本当に大人気ない)、一度だけ怒鳴りあいをしたことあります。当然、彼女はアメリカ人。英語はネイティブ。こちらは大学の授業受けれる程度の語学力はあれど、スラングはほとんど知らないし、ちびの日本人。ネイティブに弾丸で捲し立てられたら、かないません。相手もそれがわかってやっていた部分があると思います。
 
でも、なんで相手の土俵で戦う必要があるの?
 
喧嘩の怒鳴りあいなんて、言ってしまえば相手を黙らせれば勝ちです。論破できてようがいなかろうが、相手を怯ませてその口を閉じさせたら勝ちです。勝てばいいんです、なめんな。ということでぷっちんした私は日本語で、そして低く静かに切り込みました。
 
...てめぇ、あんま調子こいてんじゃねぇぞ、と
 
こちらの空気が変わったのが伝わったんでしょうね、一瞬相手が怯みました。そこからはもう独壇場。笑。まったく胸を張れることではありませんが、私本当に口が悪いんです。基本友人に披露することがないので、身内からの評価しかないんですが、口調、視線、ドス、どれをとってもヤクザのようだといわれたことがあります。笑。加えて、女子にしてはかなり低い音域が出るので、迫力も相当あるようです。突然、ヤクザのような剣幕で、自分の一切わからない言語で罵倒されるのはさぞかし怖かったのでしょう。最終的に相手はおろおろと戸惑い半泣きになっていました。
 
本当にまったくもって褒められた行為ではありませんし、ここまでやる必要もないと思いますが(時と場合によっては、自分に危険が降りかかりますしね)、だからと言ってなめられる必要もまったくありません。喧嘩になったら別に、相手の土俵で戦う必要はまったくないと思っています。相手に怒ってることさえ伝わればいいんです。内容伝わんなくたって。怒鳴りあいになった時点で、話し合いは失敗に終わってますからね。
 
舐められてる状況を逆手にとって利用できるならいいんです。そうでないなら舐められる必要はまったくないと思います。泣き寝入りよくない。
 
 

喧嘩にならないのが一番!大事なものを見極めて楽し椅子WGライフを

すっかり喧嘩の話なってしまいましたが、喧嘩しないに越したことはないです。笑。まずは相手とよく話し合って、我を通すとこは通す、譲れるとこは譲る。上手に折り合いをつけて歩み寄って、それでもどうしようもなかったら、さくっと次へ。自分の時間を無駄にしない、有意義で楽しいWGライフを送りましょう。